「ホームページくらいは持っておきたい」、「いまどきホームページくらい持っていないと恥ずかしい」。事業を始めると誰でもホームページ作りのことが頭をよぎるでしょう。
でも、実際のところ費用がどのくらいかかるのかわかりますか?
ホームページの作成費用は依頼する制作会社、依頼する内容や規模によってもまちまちなので、他の商品やサービスと比べて費用を把握しづらいものです。
本記事では、そんなホームページの作成費用についてわかりやすく解説します。
- ホームページ作成費用の相場っていくらくらい?
- サイト種類で価格は変わるの?
- ホームページを作っても宝の持ち腐れにならないか心配
- ホームページを作るのに補助金を使えるって聞いたけどホント?
本記事を読んで疑問を解消しましょう!
ホームページの作成費用について知っておくと、「自分で作るか、依頼するかの判断ができたり」、「依頼する場合に相場感を持って交渉ができたり」します。
中には高額な請求をしてくる悪質な業者もいますので、損をしないためにも、ぜひホームページ作成の一般的な費用は把握しておきましょう。
また多くの人は作成前の費用や準備に目が行きがちですが、作成後の注意点も解説しますので、その部分だけでも読んでみてください。
WEB業界10年以上。複数の会社、大量のWEB制作をしてきました。
ホームページ作成費用の相場
まずはホームページ作成費用の相場についてみていきましょう。
内訳を解説した後に、個人やフリーランスの方に頼んだときの費用も見ていきます。
ホームページ作成費用の相場は知っておきましょう!
内訳
ホームページ作成費用のイメージがわからないのは、ホーページを作るときにどんなことにお金がかかるのか、内訳を把握できていないからです。
そこで、まずはホームページ作成の内訳を見てみましょう。
内訳を知っていれば、依頼する業者間でどんな違いがあるのかを表面上の合計価格だけでなく、内容まで掘り下げて把握することができます。
例えば、内訳を知ることでデザインに力を入れている制作会社なのか、それともコーディングなどのホームページ構築の技術費用が高いのかなど、金額だけでなく会社ごとの得意不得意を比べることができます。
内訳 | 費用 |
---|---|
企画 | 10万円~ |
オリジナルデザイン | 15万円~ |
コーディング | 15万円~ |
写真/素材購入 | 1万円~ |
サーバー管理 | 1万円~ |
更新料 | 5千円~ |
制作会社にホームページ作成を依頼するとかかる一般的な費用は上記のとおりです。
他にもオプションでSEO対策や動画制作を依頼することができる会社もあります。
また作成後の管理費用や更新費用は別途必要になるケースが多いですが、見積もり段階で内訳に入っている制作会社が多いです。
見積りの内訳を見ると会社の特徴がわかりますね
個人やフリーランスに頼んだとき
個人やフリーランスにホームページの制作を依頼すると、制作会社に依頼をするよりも費用をおさえることができます。
個人やフリーランスに頼むと人件費を押さえることができるからです。
依頼先によってホームページ作りの作業内容や工程に違いはありませんが、制作会社に依頼すると制作に携わる人数が多くなります。
なぜなら制作会社はそれぞれのタスクごとにチームでホームページを作成しますが、個人やフリーランスに頼むとほぼ1人で作るからです。
当然、人件費の分だけ個人やフリーランスに頼む方が安くなるんですね。
また個人やフリーランスの場合は大きな事務所が不要で、自宅で仕事ができるのも費用を安く抑えられる理由です。
依頼内容や誰に頼むかによっても費用は変わりますが、個人にホームページ制作を頼むと、おおむね10万~30万円が相場となっています。
費用面で見ると個人が有利です
ホームページを自分で作成したときにかかる費用は?
ホームページは自分でやれば初期費用1万~4万円、年間の維持費は1万円くらいで作れます。
無料でホームページを作れると宣伝しているサービスもありますが、それは自社のモノにはなりません。
ホームページが自社の保有でないのはリスクが高すぎるので、そういった無料のホームページはおすすめしません。
また無料のホームページはなにかサービスを追加したいとなったら別で費用がかかってきます。
なので、ここで紹介するホームページを自分で作成したときにかかる費用は、日本で1番使われているWordPressというシステムを使ったケースでの費用です。
ホームページを自分で作成したときの主な費用の内訳は以下のとおりです。
- レンタルサーバー費用:5,000円~15,000円
- ドメイン取得・維持費用:数百円~3,000円
- WordPress有料テーマにかかる費用:10,000円~20,000円
上記のうちレンタルサーバーとドメインは必須ですが、テーマに関しては無料テーマを使ったり、自分でコードをいじったりすれば費用はかかりません。
ただそこをケチって時間をかけるよりは、簡単にオシャレなデザインになる有料テーマを購入した方が圧倒的にコスパはいいでしょう。
ちなみに文章は自分で書いて、画像も自分で撮影するか、フリーサイトの画像を使うかすれば、労働力は別として追加のお金はほとんど必要ありません。
自分で作れば費用は押さえられますが手間が……
ホームページ作成費用の見積もりは作りたいサイトによって大きく変わる
ホームページ作成費用とひとくちにいっても、作りたいサイトによってもその見積もりは大きく変わります。
例えばLPを作るのと、ECサイトを作るのでは費用が倍以上変わってきます。
制作会社に依頼したときのサイト毎の大まかな費用は以下のとおりです。
サイトの種類 | 費用 |
---|---|
コーポレートサイト | 20万円~ |
ECサイト | 30万円~ |
サービスサイト | 20万円~ |
LP(ランディングページ) | 10万円~60万円 |
採用サイト | 20万円~ |
オウンドメディア | 20万円~ |
ECサイトを作るときは購入するためのシステムを組んだりする必要があるので、費用が高くなります。
またコーポレートサイトやオウンドメディアに関しては、簡易的なものも作れますが、やろうと思えばなんでもできるので、その費用の上限はありません。
一方、LPに関しては手の込んだものを作ったとしても基本的には縦長の1ページのサイトの制作ですので、10万円から制作を受けてくれるところはあり、その上限も100万円を超えることはあまりないでしょう。
まずは、どの種類のサイトを作るのか決めましょう
サイトが欲しいときのおすすめは作成後の運用に強いホームページ制作会社
ここまでサイトの制約費用を見てきました。
確かにサイトの制作費用は大事ですが、実はもっとも大事なのは作成したあと、ちゃんと目的を果たすホームページになっているかです。
ホームページは作って「はい終わり」ではなく、その後の運用がしっかりとできるかが重要です。
「ホームページの運用?」と、はてなマークが浮かぶ方は以下をご覧ください。
- ホームページの更新作業
- 問い合わせなどの対応
- ドメイン・サーバーの管理
- 各種不具合などのトラブル対応
- 広告宣伝やSEOなどの集客作業
上記はホームページの運用に関する主な作業を上げただけですので、他にもやらなければいけないことはたくさんあります。
思った以上に多くありませんか?
日常の業務に加えてホームページの運用の負担が重くのしかかって、「放置される」ホームページが多い原因です。
ホームページを作ったあとにも、ホームページの運用があるということを意識して、その運用に強い制作会社を選ぶのが費用よりも大事なんです。
いかに初期費用が安くてお手軽に見えても、作ったあとのケアまで考えている制作会社に依頼をしないと、せっかく作ったホームページが無駄になってしまいます。ぜひ気をつけましょう!
制作後の運用の方が大事なんです
ホームページ作成費用に補助金は使える?
自社のホームページを作成するのに補助金が使えるって知っていましたか?
ホームページ作成に使える補助金には大きく分けて3種類あります。
- 小規模事業者持続化補助金:日本商工会議所
- IT導入補助金:経済産業省
- 地方自治体による独自の補助金や助成金:各地方自治体
詳しくは各補助金を出してくれる団体のホームページに譲りますが、それぞれに審査があり、審査にとおればホームページ作成費用の一部を負担してくれます。
小規模事業持続化補助金の場合は、かかった費用の3分の2、最大50万円まで、IT導入補助金の場合は類型によって変わりますが30万~450万円まで補助金が支給されます。
IT導入補助金の方が、補助金の支給対象となる範囲が広く、制限も緩いのが特徴です。
地方自治体の補助金は自治体によってまちまちなので、自社がある自治体のホームページなどで調べてみてください。
補助金や助成金は、ほとんどの場合併用ができないので、まずは地方自治体の補助金・助成金の有無、金額や条件を確認した上で、IT導入補助金、そして小規模事業持続化補助金という順番で調べるのが良いでしょう。
補助金を使えれば助かりますよね!
まとめ
ホームページの費用は依頼する相手、サイトの種類や規模、その後の運用などによってほんとうに大きく変わります。
自社で作りたいホームページをそのひとつひとつに当てはめて、どの程度かかるのかを調べるのは結構めんどうな作業です。
なので、わからないことを思い悩むよりも、まずは気軽に制作会社に問い合わせるのが実は1番効率が良いかもしれません。
いきなり電話して何を話せばいいかわからないと人は以下のチェックポイントを活用してみてください。
- ホームページ作成費用を曖昧にせず明確にしている
- ホームページ作成後の運用も考えてくれる
- 補助金の導入についてもサポートしてもらえる
本記事で解説した内容がそのとき役に立つことを願っています。
素敵なホームページを作ってくれる制作会社と出会えると良いですね!
⇒福岡・北九州市のホームページ制作会社|F企画のトップページへ行く
コメント